海の上から見る星空は、普段陸から見ている星空と違って、街の明かりや山に邪魔されることがないのでとっても綺麗です。頭の上から水平線まで、360度どの方角も見渡すことができます。陸からでは広い砂漠や草原、高山の上からしか見られない、特別な星空を、さんふらわあからどうぞお楽しみください。流星群や天の川を見た記憶は、忘れられない想い出になります。
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2023年の流星群
2023年の流星群
しし座流星群
- 見頃
- 2023年11月18日 午前1時ごろの空
しし座流星群は、獅子の大鎌ともよばれるしし座の頭の部分から放射状に流れ出る流星群です。今年は11月18日14時ごろにピークを迎えると予想されるので、18日の夜に観察するとよいでしょう。
輻射点のあるしし座は深夜に東の空に昇ってきますが、今年は21時過ぎに月が沈むので、それ以降、深夜から未明にかけてが最も流星が見られやすい時間となります。流星は輻射点から流れ出ますが、その辺りを観察する必要はありません。楽な姿勢で、デッキの灯りが目に入らないようにしながら、空全体をぼんやり眺めながら待てば、視界のどこかに流れ星が見られます。輻射点に近い空では軌跡の短い流星が、離れた空では軌跡の長い流星が見られるのが流星群の流星の特徴です。
今年は月の影響を受けず、とても観察条件がよいので、天気がよければぜひ観察してみましょう。ただし晩秋の甲板は風が強くとても冷えるので、防寒・暴風を十分にして臨んでください。
- 暗い中屋外で行動することになりますので、事故などには十分注意してください。特にお子様は、保護者の方と一緒に行動するようにしましょう。
- 明るい船内からデッキに出てすぐは、目が暗さに慣れていません。何分かデッキにいて目を慣らしてから、やっと星空や流星などの暗いものが見えるようになります。屋外に出て流星が見えないからといってすぐにあきらめてしまわずに、目が慣れるまでしばらく(15分ぐらい)待つことも必要です。
- 船は時速40キロ以上で走っています。意外に風が強く、船首で発生した海水のしぶきがかかることもありますので、風下での観測をお勧めいたします。
- 外部デッキの暴露部は波しぶきがかかったり、潮風で濡れていることが多く、大変滑りやすくなっていますのでスリッパやサンダル等すべり易い履物は着用しないで下さい。また、デッキは海面上20m以上あること、万が一夜間航海中に海中転落されますと発見が困難であることから、手すりに寄りかからないようお願い申し上げます。