海の上から見る星空は、普段陸から見ている星空と違って、街の明かりや山に邪魔されることがないのでとっても綺麗です。頭の上から水平線まで、360度どの方角も見渡すことができます。陸からでは広い砂漠や草原、高山の上からしか見られない、特別な星空を、さんふらわあからどうぞお楽しみください。流星群や天の川を見た記憶は、忘れられない想い出になります。
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2023年の流星群
2023年の流星群
みずがめ座δ・やぎ座α流星群
- 見頃
- 2023年7月31日 午前2時ごろの空
7月末は複数の流星群の出現が重なり、流星が見られやすい時期です。今年は、いつもは数日ずれるみずがめ座δ(デルタ)流星群とやぎ座流星群のピークが、どちらも7月31日の午前3時ごろに迎えると予想されています。この日は満月前の大きな月が出ていますが、ピークを迎える3時直前に沈むので、それから薄明が始まるまでの1時間ほどが最も流星が見られやすい時間帯となります。30日も月が沈む午前2時以降は、見られる可能性があります。
流星群の観察のコツは、輻射点の辺りを集中的に観るのではなく、楽な姿勢で空全体をぼんやりと眺めながら、気長に待つことです。デッキの灯りや、月が出ているときは月明かりが目に入らないようにすることも重要です。
流星群の流れ星は輻射点から放射状に流れるので、見えた流星の軌跡を元の方へ辿っていくと、輻射点を同定することができます。軌跡が木星のすぐそばに行き着けばみずがめ座δ流星群の、木星とひこ星の中間点くらいに行き着けばやぎ座流星群の流星であったことが区別できます。流星が見られたときにはどうぞ辿ってみてください。
7月とはいえ、長く風にあたっていると身体が冷えるので、羽織るものを1枚持っていきましょう。
- 暗い中屋外で行動することになりますので、事故などには十分注意してください。特にお子様は、保護者の方と一緒に行動するようにしましょう。
- 明るい船内からデッキに出てすぐは、目が暗さに慣れていません。何分かデッキにいて目を慣らしてから、やっと星空や流星などの暗いものが見えるようになります。屋外に出て流星が見えないからといってすぐにあきらめてしまわずに、目が慣れるまでしばらく(15分ぐらい)待つことも必要です。
- 船は時速40キロ以上で走っています。意外に風が強く、船首で発生した海水のしぶきがかかることもありますので、風下での観測をお勧めいたします。
- 外部デッキの暴露部は波しぶきがかかったり、潮風で濡れていることが多く、大変滑りやすくなっていますのでスリッパやサンダル等すべり易い履物は着用しないで下さい。また、デッキは海面上20m以上あること、万が一夜間航海中に海中転落されますと発見が困難であることから、手すりに寄りかからないようお願い申し上げます。