海の上から見る星空は、普段陸から見ている星空と違って、街の明かりや山に邪魔されることがないのでとっても綺麗です。頭の上から水平線まで、360度どの方角も見渡すことができます。陸からでは広い砂漠や草原、高山の上からしか見られない、特別な星空を、さんふらわあからどうぞお楽しみください。流星群や天の川を見た記憶は、忘れられない想い出になります。
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2023年の流星群
2023年の流星群
ふたご座流星群
- 見頃
- 2023年12月14日/15日 21時ごろの空
ふたご座流星群は12月の中旬に現れる三大流星群のひとつで、最も流星数の多い流星群として知られています。今年のピークは12月15日午前4時ごろなので、14日または15日の夜が見ごろです。
流星群の流れ星は、輻射点とよばれる中心から放射状に流れ出ます。そしてふたご座と輻射点は、空が十分に暗くなる20時には東の水平線上に昇っています。ふたご座のあたりは明るい1等星が多く、とても華やかな星空も楽しめます。このあたりの空を流れる流星は短めのものが多く、輻射点から離れた空には、軌跡の長い流れ星が多く流れます。今年は新月直後で早くに月が沈むため、一晩中月の影響は全く受けず、とても条件がよい年です。深夜になると輻射点がほぼ頭上にくるので、どの方角を眺めても、頭上から水平線に向かうように流れ星が流れます。天頂付近では輻射点から放射状に、いろんな方角にも流れ出るのが感じられるでしょう。
観察する際は、月とデッキの灯りが視界に入らないようにしながら、なるべく広い範囲の空を、どこかに焦点を合わせるというよりは、ぼんやり眺めるのが観察のコツです。寒い時期ですので、防寒対策を十分にして楽しんでください。
- 暗い中屋外で行動することになりますので、事故などには十分注意してください。特にお子様は、保護者の方と一緒に行動するようにしましょう。
- 明るい船内からデッキに出てすぐは、目が暗さに慣れていません。何分かデッキにいて目を慣らしてから、やっと星空や流星などの暗いものが見えるようになります。屋外に出て流星が見えないからといってすぐにあきらめてしまわずに、目が慣れるまでしばらく(15分ぐらい)待つことも必要です。
- 船は時速40キロ以上で走っています。意外に風が強く、船首で発生した海水のしぶきがかかることもありますので、風下での観測をお勧めいたします。
- 外部デッキの暴露部は波しぶきがかかったり、潮風で濡れていることが多く、大変滑りやすくなっていますのでスリッパやサンダル等すべり易い履物は着用しないで下さい。また、デッキは海面上20m以上あること、万が一夜間航海中に海中転落されますと発見が困難であることから、手すりに寄りかからないようお願い申し上げます。