海の上から見る星空は、普段陸から見ている星空と違って、街の明かりや山に邪魔されることがないのでとっても綺麗です。頭の上から水平線まで、360度どの方角も見渡すことができます。陸からでは広い砂漠や草原、高山の上からしか見られない、特別な星空を、さんふらわあからどうぞお楽しみください。流星群や天の川を見た記憶は、忘れられない想い出になります。
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2024年の流星群
2024年の流星群
こぐま座流星群
- 見頃
- 2024年12月22日 19時ごろの空
こぐま座流星群は、クリスマス直前、12月22日にピークを迎える流星群です。流星数はあまり多くありませんが、時折多く見られることがある流星群で、今年は日没後空が十分暗くなる19時ごろにピークを迎えると予想されており、またこの日は月も深夜まで姿を見せないので、観察しやすい巡り合わせとなっています。ぜひ注目してみてください。18時半~20時ごろに観察するとよいでしょう。
こぐま座は北極星を含むあまり目立たない星座ですが、日本からは常に空に見える星座で、流星群が流れ出す中心点、輻射点も常に空に見えています。流星群は輻射点から放射状に流れ、輻射点近くの北の空には軌跡の短い流星が、天頂から南寄りの空には軌跡の長い流星が流れます。空のどこを見ていても見られる可能性があるので、楽な姿勢で見えやすい空を、30分くらいは眺めて待ちましょう。どこかを集中して見るのではなく、空全体をぼんやりと眺めるのが観察のコツです。
この時間帯は南西の空に宵の明星、金星がとても明るく輝き、近くには土星、夏の大三角もまだ見えています。東の空には木星が明るく輝き、オリオン座など冬の明るい星々も輝いています。寒い時期ですので十分に暖かくして、にぎやかな星空を楽しみながら待ってみましょう。
- 暗い中屋外で行動することになりますので、事故などには十分注意してください。特にお子様は、保護者の方と一緒に行動するようにしましょう。
- 明るい船内からデッキに出てすぐは、目が暗さに慣れていません。何分かデッキにいて目を慣らしてから、やっと星空や流星などの暗いものが見えるようになります。屋外に出て流星が見えないからといってすぐにあきらめてしまわずに、目が慣れるまでしばらく(15分ぐらい)待つことも必要です。
- 船は時速40キロ以上で走っています。意外に風が強く、船首で発生した海水のしぶきがかかることもありますので、風下での観測をお勧めいたします。
- 外部デッキの暴露部は波しぶきがかかったり、潮風で濡れていることが多く、大変滑りやすくなっていますのでスリッパやサンダル等すべり易い履物は着用しないで下さい。また、デッキは海面上20m以上あること、万が一夜間航海中に海中転落されますと発見が困難であることから、手すりに寄りかからないようお願い申し上げます。