海の上から見る星空は、普段陸から見ている星空と違って、街の明かりや山に邪魔されることがないのでとっても綺麗です。頭の上から水平線まで、360度どの方角も見渡すことができます。陸からでは広い砂漠や草原、高山の上からしか見られない、特別な星空を、さんふらわあからどうぞお楽しみください。流星群や天の川を見た記憶は、忘れられない想い出になります。
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2024年の流星群
2024年の流星群
みずがめ座δ・やぎ座α流星群
- 見頃
- 2024年7月30日 午前2時ごろの空
7月末は、複数の流星群の出現が重なり、流星が見られやすい時期です。今年はやぎ座流星群が30日に、みずがめ座δ(デルタ)流星群が31日にピークを迎えます。今年の月は、深夜、日付けが変わってから昇ってくるので、空が十分に暗くなり輻射点が昇ってくる21時くらいから、月が昇ってくるまでに観察するとよいでしょう。ちなみに7月31日1時過ぎに昇ってくる月は、すぐそばに明るい木星と赤い火星を伴っていて、滅多にない星景が見られます。流星群観察の最後に眺めてみるのもよいでしょう。
流星が見られたとき、その軌跡を元の方へ辿っていくと、輻射点の位置からどちらの流星群のものか判断することができます。南から西への流星は軌跡が似ているので見分けにくいかも知れませんが、東から北へ流れる流星は見分けられるでしょう。また輻射点の近くで流れる流星は短く、離れたところで流れるものは長い軌跡を見せるのも流星群の特徴です。そんなところに注目してみるのもひとつの楽しみです。
流星群の観察のコツは、輻射点の辺りを集中的に観るのではなく、楽な姿勢で空全体をぼんやりと眺めながら、気長に待つことです。デッキの灯りが目に入らないようにするのも重要です。7月とはいえ、長く風にあたっていると身体が冷えるので、羽織るものを1枚持っていきましょう。
- 暗い中屋外で行動することになりますので、事故などには十分注意してください。特にお子様は、保護者の方と一緒に行動するようにしましょう。
- 明るい船内からデッキに出てすぐは、目が暗さに慣れていません。何分かデッキにいて目を慣らしてから、やっと星空や流星などの暗いものが見えるようになります。屋外に出て流星が見えないからといってすぐにあきらめてしまわずに、目が慣れるまでしばらく(15分ぐらい)待つことも必要です。
- 船は時速40キロ以上で走っています。意外に風が強く、船首で発生した海水のしぶきがかかることもありますので、風下での観測をお勧めいたします。
- 外部デッキの暴露部は波しぶきがかかったり、潮風で濡れていることが多く、大変滑りやすくなっていますのでスリッパやサンダル等すべり易い履物は着用しないで下さい。また、デッキは海面上20m以上あること、万が一夜間航海中に海中転落されますと発見が困難であることから、手すりに寄りかからないようお願い申し上げます。