海の上から見る星空は、普段陸から見ている星空と違って、街の明かりや山に邪魔されることがないのでとっても綺麗です。頭の上から水平線まで、360度どの方角も見渡すことができます。陸からでは広い砂漠や草原、高山の上からしか見られない、特別な星空を、さんふらわあからどうぞお楽しみください。流星群や天の川を見た記憶は、忘れられない想い出になります。
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2022年の流星群
2022年の流星群
しぶんぎ座流星群
- 見頃
- 2022年1月4日 午前5時ごろの空
しぶんぎ座流星群は、毎年お正月の頃に現れる、三大流星群のひとつです。流星群の流れ星は輻射点とよばれるところから放射状に流れますが、しぶんぎ座流星群の輻射点は、北斗七星の柄杓の柄を、途中で曲げずに伸ばしていった先にあります。現在はりゅう座とよばれている領域ですが、昔そのあたりをしぶんぎ座とよんでいた名残りで流星群の名前に残っています。「しぶんぎ」とは、昔から航海に使われてきた、星の高度を測る道具・四分儀のことで、現在でも航海士は同じような六分儀という道具を使うことがあります。
今年のしぶんぎ座流星群は月の影響が全くなく、ピークが1月4日の早朝と予想されているので、輻射点が水平線上に昇ってくる3日の深夜から、4日未明、薄明が始まる午前5時頃までに観察するとよいでしょう。どの方向の空を見てもよいので、デッキの灯りが目に入らないようにし、ぼんやりと空を広く眺めることが観察のコツです。流れ星が見えたとき、その軌跡を元の方へたどって輻射点にたどり着けば、それが流星群の流れ星です。夜空には普段から流星群とは関係のない流れ星も流れていますが、軌跡をたどることでどちらかを見分けることができます。
風が強く寒い時期なので、防寒を十分にして観察に挑戦しましょう。
- 暗い中屋外で行動することになりますので、事故などには十分注意してください。特にお子様は、保護者の方と一緒に行動するようにしましょう。
- 明るい船内からデッキに出てすぐは、目が暗さに慣れていません。何分かデッキにいて目を慣らしてから、やっと星空や流星などの暗いものが見えるようになります。屋外に出て流星が見えないからといってすぐにあきらめてしまわずに、目が慣れるまでしばらく(15分ぐらい)待つことも必要です。
- 船は時速40キロ以上で走っています。意外に風が強く、船首で発生した海水のしぶきがかかることもありますので、風下での観測をお勧めいたします。
- 外部デッキの暴露部は波しぶきがかかったり、潮風で濡れていることが多く、大変滑りやすくなっていますのでスリッパやサンダル等すべり易い履物は着用しないで下さい。また、デッキは海面上20m以上あること、万が一夜間航海中に海中転落されますと発見が困難であることから、手すりに寄りかからないようお願い申し上げます。