海の上から見る星空は、普段陸から見ている星空と違って、街の明かりや山に邪魔されることがないのでとっても綺麗です。頭の上から水平線まで、360度どの方角も見渡すことができます。陸からでは広い砂漠や草原、高山の上からしか見られない、特別な星空を、さんふらわあからどうぞお楽しみください。流星群や天の川を見た記憶は、忘れられない想い出になります。
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2022年の流星群
2022年の流星群
みずがめ座δ・やぎ座流星群
- 見頃
- 2022年7月28日~31日 23時ごろの空
7月末は、複数の流星群の出現が重なり、流れ星が見られやすい時期です。7月28日にみずがめ座δ(デルタ)流星群が、7月31日にやぎ座流星群がそれぞれピークを迎え、8月のペルセウス座流星群の流れ星もときどき見られるからです。
今年は7月29日が新月なので、月の影響はほとんどなく、薄明の終わる21時ごろから午前3時ごろまで観察できます。特に、輻射点が南の空に高く昇る深夜が見ごろでしょう。
流星群の流れ星は、輻射点から放射状に流れ出します。そのため流れ星が見られたとき、その軌跡を元の方へたどっていくと、どちらの流星群の流れ星か判断することができます。今年は輻射点の近くに土星と木星も輝いているので、それを頼りに輻射点のアタリもつけやすく、どちらの流星群の流れ星が見えたのか、判断もつけやすいでしょう。
流星群の観察のコツは、輻射点の辺りを集中的に観るのではなく、楽な姿勢で空全体をぼんやりと眺めながら、気長に待つことです。デッキの灯りが目に入らないようにするのも重要です。7月とはいえ、長く風にあたっていると身体が冷えるので、羽織るものを1枚持っていきましょう。
- 暗い中屋外で行動することになりますので、事故などには十分注意してください。特にお子様は、保護者の方と一緒に行動するようにしましょう。
- 明るい船内からデッキに出てすぐは、目が暗さに慣れていません。何分かデッキにいて目を慣らしてから、やっと星空や流星などの暗いものが見えるようになります。屋外に出て流星が見えないからといってすぐにあきらめてしまわずに、目が慣れるまでしばらく(15分ぐらい)待つことも必要です。
- 船は時速40キロ以上で走っています。意外に風が強く、船首で発生した海水のしぶきがかかることもありますので、風下での観測をお勧めいたします。
- 外部デッキの暴露部は波しぶきがかかったり、潮風で濡れていることが多く、大変滑りやすくなっていますのでスリッパやサンダル等すべり易い履物は着用しないで下さい。また、デッキは海面上20m以上あること、万が一夜間航海中に海中転落されますと発見が困難であることから、手すりに寄りかからないようお願い申し上げます。