海の上から見る星空は、普段陸から見ている星空と違って、街の明かりや山に邪魔されることがないのでとっても綺麗です。頭の上から水平線まで、360度どの方角も見渡すことができます。陸からでは広い砂漠や草原、高山の上からしか見られない、特別な星空を、さんふらわあからどうぞお楽しみください。流星群や天の川を見た記憶は、忘れられない想い出になります。
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2022年の流星群
2022年の流星群
みずがめ座η流星群
- 見頃
- 2022年5月6日 午前3時ごろの空
みずがめ座η(イータ)流星群は、ちょうどゴールデンウィークに出現する流星群です。今年は5月6日の夕方にピークを迎えると予想されるので、5日または6日の夜に観察するとよいでしょう。
流星群の流れ星は、輻射点とよばれる中心から放射状に流れます。みずがめ座η流星群の輻射点は深夜2時ごろに東の水平線上に昇ってくるので、それ以降、未明にかけて見られやすくなります。両日とも月は日付が変わるまでに沈むので、月が沈むころから観察を始めてもよいでしょう。
月の影響がないので、どの方向の空を観察しても構いませんが、観察するさいは、デッキの灯りが目に入らないようにして、楽な姿勢で空全体をぼんやり眺めて待つのがコツです。目の端で見ることを意識するとよいです。このような空の見方をすると、夏の大三角の中を流れる天の川もよく見えてきます。流星群の流れ星は輻射点から離れるほど描く軌跡が長くなるので、そういうことを意識して眺めてみるのも面白いです。
まだ夜は冷える季節です。長時間風に当たっていると身体を冷やすので、長袖を1枚羽織って観察することをおすすめします。
- 暗い中屋外で行動することになりますので、事故などには十分注意してください。特にお子様は、保護者の方と一緒に行動するようにしましょう。
- 明るい船内からデッキに出てすぐは、目が暗さに慣れていません。何分かデッキにいて目を慣らしてから、やっと星空や流星などの暗いものが見えるようになります。屋外に出て流星が見えないからといってすぐにあきらめてしまわずに、目が慣れるまでしばらく(15分ぐらい)待つことも必要です。
- 船は時速40キロ以上で走っています。意外に風が強く、船首で発生した海水のしぶきがかかることもありますので、風下での観測をお勧めいたします。
- 外部デッキの暴露部は波しぶきがかかったり、潮風で濡れていることが多く、大変滑りやすくなっていますのでスリッパやサンダル等すべり易い履物は着用しないで下さい。また、デッキは海面上20m以上あること、万が一夜間航海中に海中転落されますと発見が困難であることから、手すりに寄りかからないようお願い申し上げます。