海の上から見る星空は、普段陸から見ている星空と違って、街の明かりや山に邪魔されることがないのでとっても綺麗です。頭の上から水平線まで、360度どの方角も見渡すことができます。陸からでは広い砂漠や草原、高山の上からしか見られない、特別な星空を、さんふらわあからどうぞお楽しみください。流星群や天の川を見た記憶は、忘れられない想い出になります。
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2025年の流星群
しぶんぎ座流星群
- 見頃
- 2025年1月4日 午前0時ごろの空
しぶんぎ座流星群は、毎年お正月に出現する、三大流星群のひとつです。今年は1月4日の午前0時ごろがピークと予想されています。3日は21時ごろに月が沈むので、それ以降、4日の未明までに観察するとよいでしょう。流星群の流れ星は、輻射点とよばれるところから放射状に流れます。しぶんぎ座流星群の輻射点は北斗七星の近くにあり、ちょうどピークの時間帯に昇ってきますが、輻射点が昇る前でも流れ星は見られます。月がないので空のどの方向を向いても見られる可能性がありますが、輻射点の近くでは軌跡の短い流れ星が、離れた空では軌跡の長い流れ星が見られます。デッキの灯りが目に入らないようにし、楽な姿勢で30分くらいは待ってみましょう。どこかに焦点を合わせて見るのではなく、空全体をぼんやりと眺めて待つのが観察のコツです。
1月の海上は風が強くとても寒いので、十分に防寒して観察しましょう。
- 暗い中屋外で行動することになりますので、事故などには十分注意してください。特にお子様は、保護者の方と一緒に行動するようにしましょう。
- 明るい船内からデッキに出てすぐは、目が暗さに慣れていません。何分かデッキにいて目を慣らしてから、やっと星空や流星などの暗いものが見えるようになります。屋外に出て流星が見えないからといってすぐにあきらめてしまわずに、目が慣れるまでしばらく(15分ぐらい)待つことも必要です。
- 船は時速40キロ以上で走っています。意外に風が強く、船首で発生した海水のしぶきがかかることもありますので、風下での観測をお勧めいたします。
- 外部デッキの暴露部は波しぶきがかかったり、潮風で濡れていることが多く、大変滑りやすくなっていますのでスリッパやサンダル等すべり易い履物は着用しないで下さい。また、デッキは海面上20m以上あること、万が一夜間航海中に海中転落されますと発見が困難であることから、手すりに寄りかからないようお願い申し上げます。