海の上から見る星空は、普段陸から見ている星空と違って、街の明かりや山に邪魔されることがないのでとっても綺麗です。頭の上から水平線まで、360度どの方角も見渡すことができます。陸からでは広い砂漠や草原、高山の上からしか見られない、特別な星空を、さんふらわあからどうぞお楽しみください。流星群や天の川を見た記憶は、忘れられない想い出になります。
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2025年の流星群
みずがめ座δ流星群
- 見頃
- 2025年7月31日 22時ごろの空
みずがめ座δ流星群は、毎年7月末にピークを迎える流星群です。ピークの31日をはさんで数日間は観察され、また少し規模の小さいやぎ座流星群のピークも重なるので、毎年期待される流星群です。流星群の流れ星は、輻射点とよばれる中心から放射状に流れる特徴があります。みずがめ座はあまり目立たない星座ですが、早い時間なら夏の大三角を、深夜以降は土星や秋の四辺形を目印に輻射点を探せます。どの方角の空を眺めていても流星は見られますが、輻射点の近くでは軌跡の短い流星が、離れた空では軌跡の長い流星が流れるという違いがみられます。今年は月が、30日は22時ごろに、31日は22時半ごろに、8月1日は23時過ぎに沈みます。月やデッキの灯りを避け、なるべく楽な姿勢で30分くらいは待ってみましょう。どこかに焦点を合わせて空を見るのではなく、なるべく広い領域をぼんやり眺めるのが観察のコツです。
暑い時期ですが、長い時間風にあたると身体が冷えるので、気をつけて観察しましょう。
- 暗い中屋外で行動することになりますので、事故などには十分注意してください。特にお子様は、保護者の方と一緒に行動するようにしましょう。
- 明るい船内からデッキに出てすぐは、目が暗さに慣れていません。何分かデッキにいて目を慣らしてから、やっと星空や流星などの暗いものが見えるようになります。屋外に出て流星が見えないからといってすぐにあきらめてしまわずに、目が慣れるまでしばらく(15分ぐらい)待つことも必要です。
- 船は時速40キロ以上で走っています。意外に風が強く、船首で発生した海水のしぶきがかかることもありますので、風下での観測をお勧めいたします。
- 外部デッキの暴露部は波しぶきがかかったり、潮風で濡れていることが多く、大変滑りやすくなっていますのでスリッパやサンダル等すべり易い履物は着用しないで下さい。また、デッキは海面上20m以上あること、万が一夜間航海中に海中転落されますと発見が困難であることから、手すりに寄りかからないようお願い申し上げます。