海の上から見る星空は、普段陸から見ている星空と違って、街の明かりや山に邪魔されることがないのでとっても綺麗です。頭の上から水平線まで、360度どの方角も見渡すことができます。陸からでは広い砂漠や草原、高山の上からしか見られない、特別な星空を、さんふらわあからどうぞお楽しみください。流星群や天の川を見た記憶は、忘れられない想い出になります。
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2025年の流星群
こと座流星群
- 見頃
- 2025年4月22日 22時ごろの空
こと座流星群は、毎年4月下旬にピークを迎える小さな流星群です。今年は4月22日の22時ごろにピークを迎えると予想されており、この日は深夜2時ごろまで月が昇ってこないので、観察条件はよいめぐり合わせとなっています。流星群の流れ星は輻射点から放射状に流れ出るのが特徴で、こと座流星群の輻射点はおりひめ星のすぐそばにあり、この日は21時ごろに北東の水平線上に昇ってきます。21時には空も十分に暗くなっているので、21時ごろから月が昇るまでに観察するとよいでしょう。月のない時間帯は、どの方向の空を眺めていても構いません。楽な姿勢でなるべく広い空を眺め、30分から1時間くらいは待ってみましょう。どこかに焦点を合わせるのではなく、空全体をぼんやり眺めるのが観察のコツです。このように眺めていると、視野の端に流れる小さな流れ星にも気づけるでしょう。デッキの灯りが目に入らないようにするのも大切です。
4月はまだ夜風が冷たいので、上着を羽織って観察に臨みましょう。
- 暗い中屋外で行動することになりますので、事故などには十分注意してください。特にお子様は、保護者の方と一緒に行動するようにしましょう。
- 明るい船内からデッキに出てすぐは、目が暗さに慣れていません。何分かデッキにいて目を慣らしてから、やっと星空や流星などの暗いものが見えるようになります。屋外に出て流星が見えないからといってすぐにあきらめてしまわずに、目が慣れるまでしばらく(15分ぐらい)待つことも必要です。
- 船は時速40キロ以上で走っています。意外に風が強く、船首で発生した海水のしぶきがかかることもありますので、風下での観測をお勧めいたします。
- 外部デッキの暴露部は波しぶきがかかったり、潮風で濡れていることが多く、大変滑りやすくなっていますのでスリッパやサンダル等すべり易い履物は着用しないで下さい。また、デッキは海面上20m以上あること、万が一夜間航海中に海中転落されますと発見が困難であることから、手すりに寄りかからないようお願い申し上げます。