青の洞門へ。

菊池寛の短編小説「恩讐の彼方に」で一躍有名になった、禅海和尚が掘った洞門(トンネル)。日本初の有料道路ともいわれております。

遠い昔から交通の難所として知られていたこの山国川沿いの断崖で、実際に人馬が命を落とすのを見て衝撃をうけた禅海和尚が、大工と共に約30年の歳月をかけて完成させました。
 

現在は、明り採り窓や洞門の一部を残すのみではありますが、当時のノミの跡が残っています。

耶馬渓
 

紅葉の名所として有名な耶馬渓。

山国川が削りだした溶岩台地には奇岩が連なり、1年中美しい景色が広がります。

羅漢寺

羅漢寺の総本山としても知られ、500体以上もの羅漢の石仏がある珍しい寺院です。

羅漢寺境内にある禅海堂も見どころ。上記の「青の洞門」を掘った禅海が実際に使ったノミが展示されております。
 

続いて日田市に移動し豆田町散策！

九州の小京都と呼ばれる日田市。中でも豆田町は江戸・明治・大正時代の建物が多く残っており、「日本遺産」にも認定されたエリアです。

レストラン、カフェが複数あるのでここで昼食をとるのがおすすめです。

温泉で一息つく前にまずは 押石戸 へ！

遠くに阿蘇山、久住連山、渡神岳と360°の大パノラマ。

見渡す限りの草原で大自然がつくり出した壮大な風景に癒されます。

大岩には約4000年前のシュメール文字が刻まれており、先史時代の巨石文化遺跡であることがわかっております。

黒川温泉郷

 2009年有名ガイドブックで２つ星を獲得した全国屈指の人気温泉地です。

小国杉の間伐材で出来た『入湯手形』を使えば各旅館の情緒あふれる露天風呂を3か所利用できます。

入湯手形を片手に露天湯めぐりがおすすめです。

黒川温泉を出発し、大観峰へ。

ここから眺める阿蘇五岳はお釈迦様の寝姿に見えることから「涅槃像」と呼ばれています。

阿蘇の街並みが一望できる展望台や、
お土産店・食事処もあり、楽しむことが出来ます。
 

岡城阯（おかじょうし）

1185年、緒方惟栄によって源頼朝に追われた源義経をかくまうために築城されたと伝えられている岡城。

面積は、東京ドーム22個分にあたる広さがあり国指定史跡に指定されています。

今は天守閣などは壊されてありませんが、広い面積の至る所に城壁の跡が残っていています。

滝廉太郎記念館
 

「荒城の月」で知られる音楽家、瀧廉太郎が12歳から14歳までを過ごした居宅の一部を記念館として一般公開されております。

館内にはここでしか見られない直筆の額面や写真、手紙などたくさんの貴重な展示資料をご覧いただけます。

人が通ると瀧廉太郎が作曲したメロディーが流れる廉太郎トンネルもおすすめです！

原尻の滝

臼杵石仏

平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫刻されたと言われている臼杵石仏。

表情豊かな御仏の姿は、みる者の心にやすらぎをあたえてくれます。

少し前まで頭部が落ちていましたが、現在は復元されて、国宝に指定されています。