旅の目的は2つあり、1つは薩摩柘植の産地に行って自分の目で見て、触って、ほんまもんの薩摩柘植で自分の印鑑を作りたい!2つめは80歳の母に鹿児島に嫁いだ姉と孫を逢わせてあげたい!ものでした。
1つめの目的、薩摩柘植をネットで検索していると、印材を加工、製造している業者さんが見つけられなくて困りました。
そこで、ダメ元で行政の鹿児島県にメールを送り、問い合わせをしてみました。
すると、観光PR課から、今回訪問する石垣印材さんをご紹介いただきました。
大阪南港を出発、別府港へ
フェリーの乗船受付で、高齢の母を気遣ってトイレに近い部屋に替えてくれました。心遣いがとてもうれしかったです。
翌朝、別府に到着。
別府も初めて!時間があればゆっくりと温泉めぐりもしたかったのですが、電車の時間が迫っていたので、別府は1時間足らずの滞在でした。
別府駅で地獄温泉たまごを食べ、ヤッターマンの顔だし撮影で記念写真を!
油屋熊八像
駅前で油屋熊八のブロンズ像があった。もの静かな像でなく、躍動的で楽しいものでした。別府温泉の名を日本中に広めた人と、説明書きにありました。
ふ~ん、この人の功績があって別府が有名になったんだ!別府に来ないとわからなかったな!
別府駅から鹿児島へ電車で移動。
桜島が見えると周りの乗客がこぞって記念撮影をしました。
やっぱりテンションが上がるものですよね!
鹿児島中央駅に到着、姉が迎えに来てくれました。
久しぶりに姉の顔を見て、母は始終嬉しそうにしていました。
母は鞄から、これ持ってきたんや。と、出したのは黒豆。孫が好きと聞いたから、袋いっぱいの豆を2袋、持参したそうです。
どうりで、移動中、鞄を持つと重かったわけです。
鹿児島2日目
翌日、鹿児島の姉の運転で薩摩柘植の産地、頴娃町の石垣印材さん宅へGO。
石垣印材ご主人の若林さんです。
印材の工程も見せてくれました。
薩摩柘植の木です
若林さんの話は面白かった!面白いだけではなく、わかりやすく説明してくれたので、一緒に行った母も姉も柘植に興味を持ってくれました。
薩摩柘植が高価な訳がわかりました。樹齢20、30年程でも、年輪の大きさが15cmちょっとで細い木なんです。木の目がびっしり細かくなっています。
私も工房を見させてもらい、実際に柘植や印鑑に触れて超幸せでした。
若林さんから柘植の断面と、柘植の枝も記念にいただきました。宝ものです!
帰りの車の中は柘植の話で始終盛り上がりました。
ここまで来たからと、知覧の特攻隊の展示館や池田湖、枕崎まで、車で行って来ました。
知覧の展示館では、特攻隊の写真と親族にあてた手紙があり、せつなくなりました。私も息子とだぶらせて、残された親もどれだけ辛かったのか、はかりしれない気持ちになりました。
大きなうなぎが池田湖近くの土産店でいたので記念写真!
でも影になってうなぎがわかりません!
姉と母と姪です!母は眠いのをこらえています。
さて、この夜は姉の娘エリカと合流して、遅い時間の夕食になりました。
いつもなら、母は寝ている時間ですが、孫に逢えるのが嬉しくて起きてました。
そして、家に帰って1週間後に、目で見て、触ってきたほんまもんの薩摩柘植の印鑑が届きました。
この企画に応募してよかったです。
はじめての鹿児島でこんな濃厚な体験が出来て、とても良かったです。
母も念願の姉や孫に逢えて喜んでいます。
貴重な体験の時間をありがとうございました。
また、いつかフェリーに乗って新しい体験をしてみたいです。