さんふらわあの夜空

さんふらわあの夜空

海の上から見る星空は、普段陸から見ている星空と違って、街の明かりや山に邪魔されることがないのでとっても綺麗です。頭の上から水平線まで、360°どの方角も見渡すことができます。陸からでは広い砂漠や草原、高山の上からしか見られない、特別な星空を、さんふらわあからどうぞお楽しみください。流星群や天の川を見た記憶は、忘れられない想い出になります。

2016年
2017年
  • 1月
  • 2月
  • 3月
  • 4月
  • 5月
  • 6月
  • 7月
  • 8月
  • 9月
  • 10月
  • 11月
  • 12月
2018年
  • しぶんぎ座流星群
  • ペルセウス座流星群
  • オリオン座流星群
  • しし座流星群
  • ふたご座流星群

星空教室 講師紹介

  • 田島 由起子
    自然教育事務所 宙 代表。大学で宇宙や地球について学び、高校講師を経て…

    詳細はこちら

  • つちたに のりお
    ある時はコンピューターエンジニア、ある時はスキューバダイビングのイン…

    詳細はこちら

  • 船田 智史
    大学時代には天文同好会に所属。1987年9月の沖縄金環日食を観て以来、皆既…

    詳細はこちら

  • 藤原 正人
    小学生のころより星空に興味を持ち、惑星、流れ星、彗星、星雲、星団その他…

    詳細はこちら

  • 坂元 誠
    星空と宇宙の楽しさを人に伝えることを仕事にして20年、多くの人々を星…

    詳細はこちら

2017年8月の夜空

東の天頂

東の天頂
この星空が見える時間
8月初旬21時半頃
8月中旬20時半頃
8月下旬19時半頃

日が暮れて星々がしっかり見えてくる頃、東を向いて頭上を見上げると、キラキラと輝く明るい3個の星が見つかります。七夕の星、おりひめ星(たなばた)・ひこ星と、あとたなばたです。“たなばた”とは機(はた)を織る人、つまり織姫(おりひめ)のことで、「棚機」とも書きます。“あとたなばた”は、“たなばた”の後に昇ってくる明るい星、ということで名付けられた星です。西洋では尻尾を意味するデネブとよばれ、デネブからつなげてできる十字架が、羽を広げて夜空をはばたく白鳥に見立てられていました。この白鳥は、ギリシャ神話の大神ゼウスが変身した姿です。日本では、この十字をそのまま漢字の「十」と見て十文字星とよばれていました。また南半球でよく見える南十字星に対して、北の空で輝く北十字星とよばれることもあります。

南の空

南の空
この星空が見える時間
8月初旬21時半頃
8月中旬20時半頃
8月下旬19時半頃

十文字星はちょうど天の川の中で輝いており、縦軸をそのまま南の方へ延ばしていくと、南斗六星や魚つり星が見つかります。魚つり星は釣り針に見立てられて付けられた名前ですが、西洋ではこの形がサソリに見立てられ、さそり座となっています。サソリの目、もしくは心臓にあたるといわれるアンタレスは、日本での名前のとおり、とても赤い星です。頭上で夏の大三角をつくる星々が白く輝いているのに対し、同じ星でもずいぶんと印象が違います。ぜひ、見比べてみてください。天の川が一番濃い部分は、ちょうど南斗六星のあたりです。今年は天の川をはさんだ南斗六星の対岸で、土星が明るく輝いています。北斗七星に比べると見つけにくい南斗六星ですが、土星をたよりにするときっと見つけられるでしょう。

北西の空

北西の空
この星空が見える時間
8月初旬21時半頃
8月中旬20時半頃
8月下旬19時半頃

北西の空には、夜空の星々をすくおうとするように、柄杓(ひしゃく)の形をした北斗七星が上をむいて輝いています。そしてその柄杓の向かう先には、北極星が輝いています。夜空の星はみな、時間とともに、季節とともに動いて位置を変え、見えたり見えなくなったりしますが、北極星だけは真北の空でほとんど動かないので、昔から方角の指針として重宝されてきました。夜空でポツンと輝く北極星は、いきなり見つけるのは少し難しいのですが、北斗七星か、もしくは船の碇(いかり)の形をしたいかり星をたよりにすると、簡単に見つけられます。ちょうど今は、どちらからも探しやすい時期です。ぜひ、北極星さがしにチャレンジしてみてください。そして月明かりのない夜ならば、デッキの灯りが目に入らないように気をつけながら、頭上の十文字星の縦軸を北側へたどってみましょう。天の川が十文字星から北側のいかり星へも続いていることがわかります。南側の天の川に比べると薄くてわかりにくいかもしれませんが、夜空の端から端まで続く天の川は、海の上の広い空ならではの眺めです。天の川の観察は、夜空がしっかり暗くなる21時以降がおすすめです。一方、北斗七星の柄杓の柄のカーブをそのまま西側へ延ばしていくと、明るいオレンジ色の麦星、そして更に明るく輝く木星、そしてその近くで少し暗めに輝く真珠星へとたどれます。今年は明るい木星に押されて存在感の薄い真珠星ですが、本来は青みがかった白い輝きが美しいおとめ座の1等星です。でも西の低い空にしか見えなくなったこの季節、真珠星は赤っぽく見えます。夕陽や朝日が昼間の太陽よりも赤く見えるのと同様に、実は星々も沈んでいくとき、昇ってきた直後は赤みがかって見えるのです。明るい星が低い空で見られるからこそわかるこの色の変化、今月中旬以降ならば明け方に、頭上では白く輝くおりひめ星・ひこ星が沈むときにも見られます。夜明け前に目覚めた方はご覧になってみませんか?

明け方に流星と金星を眺めよう!

8月前半の未明の時間は、13日のペルセウス座流星群のピークに向かって、日に日に流星が見られる可能性が高くなっていきます。今年は月明かりの影響であまり条件がよくありませんが、月を背に輻射点を中心に空全体をぼんやり眺めていると、いくつかの流れ星を見ることができるかもしれません。もし流れ星が見られなくても、東の空に昇ってくる明けの明星・金星の輝きはとても美しく、一見の価値はあります。流星は午前4時ごろまでの観察がよいですが、金星は中旬以降も、空が白んできても見ることができます。

デッキで星を見られるお客様へのお願い 星を見るには外に出ることになります。以下の注意事項をお守りいただき、星空を楽しんでいただきますようお願い申し上げます。

  • 暗い中屋外で行動することになりますので、事故などには十分注意してください。特にお子様は、保護者の方と一緒に行動するようにしましょう。
  • 明るい船内からデッキに出てすぐは、目が暗さに慣れていません。何分かデッキにいて目を慣らしてから、やっと星空や流星などの暗いものが見えるようになります。屋外に出て流星が見えないからといってすぐにあきらめてしまわずに、目が慣れるまでしばらく(15分ぐらい)待つことも必要です。
  • 船は時速40キロ以上で走っています。意外に風が強く、船首で発生した海水のしぶきがかかることもありますので、風下での観測をお勧めいたします。
  • 外部デッキの暴露部は波しぶきがかかったり、潮風で濡れていることが多く、大変滑りやすくなっていますのでスリッパやサンダル等すべり易い履物は着用しないで下さい。また、デッキは海面上20m以上あること、万が一夜間航海中に海中転落されますと発見が困難であることから、手すりに寄りかからないようお願い申し上げます。

PAGE TOP