さんふらわあの夜空

さんふらわあの夜空

海の上から見る星空は、普段陸から見ている星空と違って、街の明かりや山に邪魔されることがないのでとっても綺麗です。頭の上から水平線まで、360°どの方角も見渡すことができます。陸からでは広い砂漠や草原、高山の上からしか見られない、特別な星空を、さんふらわあからどうぞお楽しみください。流星群や天の川を見た記憶は、忘れられない想い出になります。

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星空教室 講師紹介

  • 田島 由起子
    自然教育事務所 宙 代表。大学で宇宙や地球について学び、高校講師を経て…

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  • つちたに のりお
    ある時はコンピューターエンジニア、ある時はスキューバダイビングのイン…

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  • 船田 智史
    大学時代には天文同好会に所属。1987年9月の沖縄金環日食を観て以来、皆既…

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  • 藤原 正人
    小学生のころより星空に興味を持ち、惑星、流れ星、彗星、星雲、星団その他…

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  • 坂元 誠
    星空と宇宙の楽しさを人に伝えることを仕事にして20年、多くの人々を星…

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2018年6月の夜空

西の空

西の空
この星空が見える時間
6月初旬22時頃
6月中旬21時頃
6月下旬20時頃

夏至を迎える6月は日の入りが一年で最も遅く、20時をまわっても西の空にはまだ夕焼けの名残があります。でも今年は、日没後間もなく西の空に金星が輝きはじめ、ほかの星々が見えてくるまでの時間を楽しませてくれます。金星は自ら輝く恒星ではありませんが、太陽の光を反射して地球から最も明るく見える惑星で、夕方に見えるとき、宵の明星とよばれています。金星と反対の空を向くと、こちらには金星に次ぐ明るさで輝く木星も見えます。6月、日暮れは遅くとも、なかなか賑やかな宵の口です。金星や木星といった惑星の次に夜空で姿を見せるのは、おそらく頭上のアークトゥルスでしょう。惑星たちは毎年同じ季節に同じように見えるとは限りませんが、この星は麦が実るこの季節、日没後の空に必ず頭上で輝きます。そんなことから昔の日本の人々はこの星を麦星とよんだそうです。熟れた麦のように、麦星は黄金色に輝きます。麦星から北側に目を移すと、こちらには柄杓(ひしゃく)型に星が並ぶ北斗七星があります。そして北斗七星をたよりにすると、北極星を見つけることができます。夜空の星が刻々と動いていくなか、北極星はただひとつ、真北でほとんど動かない星です。それは、地球の回転軸、つまり地軸を宇宙へ延長したほぼその先に北極星があるためで、北極点に立てば頭の真上で輝きます。北半球ではどこからでも真北に見えるので、夜の航海では、方角の指針となる重要な星です。北斗七星の柄のカーブを延ばしていくと、麦星、そして少し青白く輝く真珠星へとつながる春の大曲線が描けるでしょう。さらに月明かりがなければ、船の帆を張ったような四角形、帆かけ星も見つかるかもしれません。西の空のしし座はだいぶ低くなってきたので見つけにくいかもしれませんが、1等星レグルスは見つけられるでしょう。レグルスと金星が日に日に近づいていくようすも注目すると面白いです。

東の空

東の空
この星空が見える時間
6月初旬22時頃
6月中旬21時頃
6月下旬20時頃

6月になると、東の空に七夕の星々が昇ってきます。最初に姿を見せるのは、おりひめ星。昔は「たなばた」ともよばれていました。今では七夕と書きますが、「たなばた」はそもそも「棚機」の読みです。棚機とは機(はた)を織ることや織る人のことを指す言葉で、織姫のことでもあったのです。おりひめ星の対になるのはひこ星ですが、ひこ星が昇ってくる前に姿を見せる明るい星を、人々は「あとたなばた」とよんでいました。西洋では、尻尾を意味するデネブとよばれています。デネブを起点とする十字架を、日本では漢字の十の字に見て十文字星とよんでいましたが、西洋では神話の大神ゼウスが変身した白鳥の姿に見ていました。その白鳥の尻尾にあたるのがデネブです。おりひめ星とひこ星の西洋名、ベガとアルタイルは、西洋では落ちる鷲と飛ぶ鷲という意味があります。どちらも周りの星と結んで鷲の姿を見ていたのです。同じ星を見ていても、西洋と東洋ではずいぶんとイメージするものが違うものです。皆さん自身はどのように見立てなくなるでしょうか? ぜひ、星空を見上げてイメージしてみてください。おりひめ星とひこ星の間には、ちょうどはくちょう座と重なるように、天の川が流れています。ただ、図の時間帯ではまだ低くてよく見えません。深夜、日付が変わったころになれば、はくちょう座が頭上まで昇り、そこから南の空に向かって流れる天の川が見られるでしょう。去年に続き、今年も天の川の中では土星が明るく輝いているので、土星を目印にすると探しやすいです。土星の南側には、釣り針の形をした魚つり星もよく見える季節になってきました。これは赤いアンタレスが目として輝くさそり座でもあります。西洋と東洋のイメージを重ね合わせながら、星空を眺めてみましょう。

土星接近! 火星ももうすぐ最接近

惑星は、太陽に近い内側を廻る惑星ほど速く廻ります。そのため地球は、ゆっくり廻る土星や木星と毎年だいたい同じ時期に近づきます。今月末は土星と、1年と2週間ぶりに最接近し、土星が今年最も明るく見えます。一方、地球とその少し外側を廻る火星は、似た早さで太陽を廻るため、一度接近すると、次に近づき合うまでに時間がかかります。7月末、2年2ヶ月ぶりに近づく火星は、今ぐっと明るさを増してきています。まだ夜中にならないと見えませんが、もし夜中に目が覚めたら、ぜひ赤い火星も見てみましょう。

デッキで星を見られるお客様へのお願い 星を見るには外に出ることになります。以下の注意事項をお守りいただき、星空を楽しんでいただきますようお願い申し上げます。

  • 暗い中屋外で行動することになりますので、事故などには十分注意してください。特にお子様は、保護者の方と一緒に行動するようにしましょう。
  • 明るい船内からデッキに出てすぐは、目が暗さに慣れていません。何分かデッキにいて目を慣らしてから、やっと星空や流星などの暗いものが見えるようになります。屋外に出て流星が見えないからといってすぐにあきらめてしまわずに、目が慣れるまでしばらく(15分ぐらい)待つことも必要です。
  • 船は時速40キロ以上で走っています。意外に風が強く、船首で発生した海水のしぶきがかかることもありますので、風下での観測をお勧めいたします。
  • 外部デッキの暴露部は波しぶきがかかったり、潮風で濡れていることが多く、大変滑りやすくなっていますのでスリッパやサンダル等すべり易い履物は着用しないで下さい。また、デッキは海面上20m以上あること、万が一夜間航海中に海中転落されますと発見が困難であることから、手すりに寄りかからないようお願い申し上げます。

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